「存在感増すSMO~CRS研究所・産婦人科治験ネットワークを構築~」

北海道では、99年にCRS研究所(札幌市、植草友幸社長)が地域密着型SMOとして誕生した。今年3月に株式会社CRS研究所として登記し、5月に旧合資会社からSMOおよびCRC事業を引き継ぎ、社員数も植草社長を含めCRC7人、事務員1人までに発展した。
2001年からは、札幌市の1病院3診療所と連携して「札幌産婦人科治験ネットワーク」を構築。同社が治験事務局となって治験受託体制整備を手がけてきた。
8月からは提携医療機関向けにニュースレターを発行。今秋から産婦人科3施設で実施する治験で、施設原資料を1ヶ所で閲覧できる体制をつくることも検討している。
植草社長は、「法的な問題をクリアできればの話だが、実現すれば、モニタリングの労力が減ることに加え、モニターからの疑義に対し、CRCがより速やかに回答できることになると思う。」と語っている。